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2022年01月20日
『水産業協同組合法に関する裁判例』をアマゾンで出版しました。

水産業協同組合法に関する裁判例のうち、同法を根拠条文とするものを網羅しています。

水産業協同組合法

昭和23年法律第243号

同法は、漁業協同組合等について定めています。

同法は、協同組合法、経済法、産業法、海事法の1つです。

目次

第1部 民事訴訟事件・最高裁判例

第1章  1、漁業協同組合の総会の会日当日において招集権者のした開会取止めの処置の効力

2、漁業協同組合に加入する場合における組合の代表機関の承諾権の有無

第2章  漁業協同組合の定款に漁業法第8条による組合員の漁業権行使に関する定めがないときでも、組合の割当区域外で漁業を行なった組合員を組合の事業を妨げる行為および組合の信用を失わせる行為をなしたものとして除名することは差し支えない。

第3章  漁業協同組合は民法第173条第1号にいう生産者または卸売商人にあたるか

第4章  1、漁業協同組合の総会の議決の無効と水産業協同組合法125条

2、漁業協同組合において定款所定の除名事由が存しないのになされた除名決議の効力

第5章  漁業権に対する補償と漁業収益をあげていない漁業協同組合の準組合員

第6章  漁業協同組合の組合員たる資格を有する者の組合加入の申込と組合の承諾義務

第7章  漁業協同組合の理事に水産業協同組合法35条の2第3項の損害賠償責任が認められた事例

第8章  1、水産業協同組合法45条の準用する民法45条にいう「善意」の意義

2、漁業協同組合の理事の行為と民法110条の類推適用

第9章  共同漁業権放棄の対価としての補償金の配分手続

第10章 漁業生産組合が、毎月、その事業に従事する組合員に対し、労務の提供の程度に応じて支払う報酬は、労働の対償である賃金と認めるのが相当である。

第11章 水産加工業協同組合が組合員から出資額を超えて経費以外の金員を徴収することの可否

第12章 漁業協同組合が漁業法8条2項に規定する事項について総会決議により漁業権行使規則の定めと異なった規律を行うことの許容

第2部 民事訴訟事件・下級審裁判例

第1章  水産協同組合法の制定に伴う水産業団体の整理等に関する法律の施行が水産業の助成を目的とする民法上の組合に対して如何なる影響をもつか

第2章  法人の理事が代表権限を濫用してなした行為の効力

第3章  水産業協同組合法に基いて設立せられた組合の総会の決議に関し同法第125条所定の決議取消請求によらないで右決議の不存在または無効を主張することの可否

第4章  1、漁業協同組合の総会決議の無効確認およびその取消を求める訴の適否(消極)

2、水産業協同組合法第41条第3項に違反して開催された総会における決議の効力

第5章  漁業協同組合の組合員が死亡した場合の法律関係

第6章  漁業協同組合員の組合に対する売買代金債務不履行と組合員除名事由としての「組合の事業を妨げる行為をしたとき」に該当の有無

第7章  1 漁業協同組合に対し共同漁業権放棄の代償として交付された漁業補償金の処分と組合総会の議決の要否(積極)

2 右補償金の配分について組合総会の承認議決が存在しなかったと認められた1事例

第8章  1、水産業協同組合法上の漁業協同組合の総会の決議は、無効または不存在の瑕疵あるとき同法125条にかかわらず裁判所は直接判断しうる

2、右組合の総会の招集手続に瑕疵があるが不存在と認められなかった事例

第9章  1、共同漁業権の性格

2、漁業法8条1項に定める「漁業を営む権利」の性格

3、第一種共同漁業を内容とする共同漁業権の放棄と漁業法8条5項3項の類推適用

4、漁業権一部放棄の可否

5、漁業権一部放棄の場合になされた漁業権変更免許の効力

6、公有水面埋立法4条1号の同意と表見代理の成否

第10章 漁業協同組合の共同漁業権に基づき組合員の有する漁業を営む権利が、同組合の理事から受けた承認の有効期間の経過により失効したとした事例

第11章 1 水産業協同組合への加入申込に対する拒絶に正当な理由がないとされた事例

2 水産業協同組合加入申込に対する拒絶が理事の不法行為にあたるとしてなした協同組合に対する慰藉料請求が認容された事例

第12章 漁業協同組合が一切の漁業権を放棄した場合において、解散に準ずべきものとして、その後漁業に従事しなくなった組合員について水産業協同組合法27条1項の法定脱退の規定の適用を否定した事例

第13章 会計主任に対し融通手形の振出に関する一切を任せきりにしていた漁協組合長に第三者に対する任務懈怠による損害賠償責任がないとされた事例

第14章 1、漁業権及び入漁権並びに許可漁業及び自由漁業の操業利益の実体上の帰属関係

2、右権利ないし利益の放棄に対する補償金の実体上の帰属関係及び分配方法

第15章 真珠養殖を営む法人企業の漁業従事者が、水産業協同組合法1条にいう漁民であり、他面で労働基準法の適用を受ける企業労働者であったとしても、漁業協同組合正組合員たる資格を有するとした事例

第16章 1、公務員を兼業する漁民について漁業協同組合の組合員資格の喪失にあたらないとされた事例

2、漁業協同組合及びその役員等が組合員を除籍するためなしたいやがらせ等が不法行為にあたるとされた事例

第17章 漁業協同組合の臨時総会における漁業補償金配分に関する決議が無効とされた事例

第18章 漁業補償金の配分方法に関する漁業協同組合の総会の決議無効確認の訴えの適否(消極)

第19章 漁業協同組合が共同漁業権放棄に伴う損失補償金の配分を役員会に一任する場合の決議の方法

第20章 渡船業を兼業する漁民について漁業協同組合の正組合員たる資格が認められた事例

第21章 水産業協同組合への加入条件を1世帯1名などと制限した組合員資格審査規程に基づく加入の制限に正当な理由がないとされた事例

第22章 1 漁業協同組合の組合員資格の存否について判断した事例

2 漁業協同組合の総会決議について法律上存在するものとは認められないとしてその効力を否定した事例

第23章 協同組合の金員を着服したとして、業務上横領の容疑で起訴され無罪が確定した者からの損害賠償請求につき、検察官の公訴の提起及び追行に違法性はないとされた事例

第24章 漁業協同組合の総会決議の内容が法令に違反するものであるとして、同決議の無効確認請求が認容された事例

第25章 1 漁業協同組合の職員が准組合員に対し不正貸付をしたことについて、理事及び監事の組合に対する損害賠償責任が認められた事例

2 右責任を負うべき損害の範囲について、民事訴訟法248条が適用された事例

第26章 水産業共同組合法44条に基づく組合員代表訴訟において、組合長の忠実義務違反が否定された事例

第27章 1 漁業協同組合が、組合員の営む遊漁船営業について、その統一料金を組合規約として定めた場合において、漁業協同組合はそのような規約を定めることはできないとされた事例

2 漁業協同組合がした組合員除名決議が、裁量権を逸脱、濫用するもので、無効とされた事例

第28章 漁業協同組合が第三者から支払を受けた海砂利採取等による漁業補償金を組合員に配分するにつき、男性正組合員に対してのみ配分し、女性正組合員に対して配分しなかったことが不合理な男女差別に当たるとして女性正組合員のその配分を受ける地位の確認請求並びに組合に対する当該補償金の支払請求及び慰謝料請求が認容された事例

第29章 漁業協同組合に交付された消滅漁業補償金の組合員に対する配分について、正組合員としての資格要件を充足していない者に対する配分は公序良俗に反し無効であり、漁協には配分金相当額の損害が発生しているとして、理事らの善管注意義務ないし忠実義務違反を肯定し、代表訴訟による損害賠償請求が認容された事例

第30章 1 漁民に該当しない、ないしは組合定款の定める地区内に住所を有していないにもかかわらず、正組合員として配分金を受領した者に対する不当利得返還請求が認容された事例

2 民法708条但書が適用される場合には民法705条の適用が排除される

第31章 区画漁業権放棄の対価として漁業協同組合が取得した補償金の同組合所属の各組合員に対する配分に関して子組合員の理事らに対する損害賠償責任が否定された事例

第32章 漁業協同組合連合会が、その元代表理事、専務理事、参与に対して、仕入れたモズク、ソデイカの保管、在庫管理、販売につき善管注意義務違反があるとして求めた、債務不履行に基づく損害賠償請求が棄却された事例

第33章 漁業権の放棄に係る補償金を借入金の返済ないし増資に充てる旨の漁業協同組合の特別決議が違法ではないとされた事例

第34章 漁業協同組合に加入申込みをした者は,引受出資額全額の履行をしないときは,組合員たる地位は認められないとした事例

第35章 漁業協同組合が会計担当者により現金を横領されたことにつき、同組合の代表理事に善管注意義務違反及び忠実義務違反があったとして、同組合が同代表理事に対してした水産業協同組合法39条の6第1項等に基づく損害賠償請求が認められた事例

第3部 民事保全事件

第1章  1、水産業協同組合法第125条第1項の役員解任議決取消請求却下処分後、被解任役員を役員に選挙することの能否

2、漁業協同組合員と組合理事の職務執行停止の仮処分

第2章  水産業協同組合法による組合の総会決議ないし選挙に取消事由となる瑕疵がある場合においては、まず、行政庁にその救済を求めるべきであるとした事例

第3章  1、防波堤工事により喪失あるいは漁業の制限される区域が共同漁業権漁場全域の0・2パーセント程度のきん少部分にとどまるのであれば、右区域が右漁場における漁業に不可欠のものであって、これを喪失しあるいは同所での操業が制限されることが漁業権の喪失あるいは変更に相当するものではない限り、防波堤工事は漁業協同組合における漁業権の管理行為に含まれるものとして、漁業権の放棄を伴わずになし得るとされた事例

2、防波堤工事につき漁業協同組合が同意の決議をし、これに基づき組合長理事から施行者に対し同意の通知がされた以上、漁業共同組合には右工事を容認する義務が生じているところ、漁業協同組合の組合員の漁業を営む権利は、漁業協同組合に帰属する漁業権を組合員として行使する権利であるから、漁業協同組合の義務は組合員に反映され、右工事の施工に抵触する限りにおいて組合員の権利の行使が制限を受けることもやむを得ないとされた事例

第4部 行政訴訟事件・最高裁判例

第1章  特別の利害関係を有する理事が加わってされた漁業協同組合の理事会の議決の効力

第5部 行政訴訟事件・下級審裁判例

第1章  水産業協同組合法第125条の規定は同条の請求手続を経なければ司法裁判所に出訴することを禁ずる趣旨か

第2章  1、季節労働者の団体交渉権

2、事業協同組合の団交応諾資格

第3章  1、共同漁業権の性格

2、漁業法8条1項に定める「漁業を営む権利」の性格

3、第一種共同漁業を内容とする共同漁業権の放棄と漁業法8条5項3項の類推適用

4、漁業権一部放棄の可否

5、漁業権一部放棄の場合になされた漁業権変更免許の効力

6、公有水面埋立法4条1号の同意と表見代理の成否

第4章  7、公有水面埋立免許処分の効力が停止された事例

8、行政処分の執行停止決定に付すべき理由記載の程度

第6部 刑事事件・最高裁判例

第1章  漁業協同組合参事が上司の決裁を受けることなく組合長振出名義の融通手形を作成した行為につき有価証券偽造罪が成立するとされた事例

 

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