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2021年05月16日
『大麻取締法に関する裁判例』をアマゾンで出版しました。

大麻取締法を根拠条文とする、大麻取締法に関する最高裁判例・高裁判例の裁判例を網羅しています。

大麻取締法

(昭和23年法律第124号)

同法は、医事法、特別刑法の1つです。

関連法令として、刑法、覚醒剤取締法、あへん法、麻薬及び向精神薬取締法などがあります。

目次

第1部 最高裁判例

第1章  大麻密輸入の謀議を遂げたものとされた事例

第2章  大麻取締法1条にいう「大麻草(カンナビス、サテイバ、エル)」の意義

第3章  1、大麻取締法4条、24条2号の輸入罪の成立時期

2、大麻取締法4条、24条2号の輸入罪と関税法111条の無許可輸入罪との罪数関係

第4章  大麻取締法は憲法13条、14条、31条、36条に違反するか(消極)

第5章  大麻の無害性を理由とする大麻取締法の規定違憲の主張が欠前提とされた事例

第6章  保護観察付執行猶予中に大麻を所持したことなどを理由とする執行猶予取消決定に対する特別抗告において、大麻取締法の違憲をいう主張が欠前提とされた事例

第7章  大麻取締法違反の規定違憲の主張が前提を欠くとされた事例

第8章  勾留の裁判に関する準抗告決定(原裁判取消し,勾留請求却下)に対する検察官からの特別抗告が棄却された事例

第2部 高裁判例

第1章  大麻取締法1条にいわゆる「大麻」の中には日本在来種の「アサ」が含まれるか

第2章  共謀による大麻の所持罪が成立するとされた事例

第3章  麻薬取締法、銃砲刀剣類所持等取締法、大麻取締法、火薬類取締法における輸入罪の既遂時期

第4章  大麻取締法24条の2第1号、3条1項の合憲性

第5章  大麻の所持・譲渡などを制限禁止し、これに違反した者を処罰する規定と憲法13条

第6章  大麻取締法3条1項、24条の2第1項の合憲性

第7章  大麻取締法の輸入罪の既遂時期と関税法の無許可輸入罪の則遂時期

第8章  大麻取締法違反事件において、大麻は無害、仮に有害であってもその程度は軽微であるとして同法による大麻の規制が憲法に違反するとの主張、並びにいわゆる一属一種否定論に基づいて大麻取締法上の大麻の範囲を解釈すべきであるとする主張をいずれも排斥した事例

第9章  大麻取締法違反事件において、大麻は無害、仮に有害であってもその程度は軽微であるとして同法による大麻の規制が憲法に違反するとの主張、並びにいわゆる一属一種否定論に基づいて大麻取締法上の大麻の範囲を解釈すべきであるとする主張をいずれも排斥した事例

第10章 大麻取締法における輸入罪の既遂時期

第11章 自己使用の目的による小量の大麻の所持を大麻取締法24条の2第1号所定の大麻の所持にあたると解することは、憲法13条、31条に違反しない。

第12章 大麻草とその種子とが渾然1体となっている場合の所持罪における重量の判示方法について

第13章 大麻の有害性は訴訟手続における立証を要するか(消極)

第14章 大麻取締法1条但書にいう「大麻草の成熟した茎」の意義

第15章 国内における違法な流通による客観的価格(いわゆるやみ相場)がない輸入禁制品を営利目的で密輸入した場合と追徴の可否およびその額の算定

第16章 従犯の幇助行為そのものは日本国外で行われた場合であっても、正犯の実行行為が日本国内で行われたときは、従犯は日本国内で犯罪を行ったことに当たる

第17章 大麻の共謀所持の事実と、約4か月後のその一部の単独所持の事実とが併合罪の関係にあるとした原判決を破棄し、両者は包括して一罪となるとした事例

第18章 原判決は、覚せい剤、コカイン及び大麻樹脂の所持をそれぞれ別個の所持と認め併合罪として処断したが、観念的競合として1個の行為で3個の罪名に触れるものとして処断すべきであるとして原判決を破棄した事例

第19章 1 大麻取締法1条にいう「大麻草(カンナビス・サティバ・エル)」の意義

2 大麻所持の故意

第20章 大麻を手渡された時点で大麻であることの認識がなくとも、時間的、場所的関係から当初の授受に当然随伴するとみなされるような所持が継続している間に、その認識を生じてこれを領得した場合には、大麻取締法の譲受罪が成立する

第21章 大麻取締法と憲法13条、14条1項、19条、20条1項、21条1項、22条1項、31条、36条

第22章 被告人の所持していた覚せい剤、大麻、LSD及びあへんがいずれも被告人の所有に属するかどうか明らかでないとして、第三者所有物の没収手続に関する応急措置法2条所定の手続をとらずにこれらを没収した原判決が破棄された事例

第23章 1 覚せい剤及び大麻の所持につきその証明が十分でないとして営利目的を否定した原審の判断に事実誤認があるとされた事例

2 いわゆる麻薬特例法における不法収益の追徴につき共犯者が追徴の判決に基づき納入した分を差し引いた残額を追徴した事例

第24章 営利の目的による大麻輸入幇助犯を判示するには、正犯が営利の目的をもっていたことを知っていたと判示するだけでは足りず、幇助犯自身が営利の目的をもっていたことを判示する必要がある

第25章 規制薬物の所持が業として行われた規制薬物の譲渡行為とともに包括して麻薬特例法8条の罪一罪のみに該当するとされた事例

第26章 大麻の差押えは違法であるが、その違法の程度が証拠能力を否定しなければならない程の重大なものではないとされた事例

第27章 大麻の共同所持事件について、共同者の証言の信用性には疑問があるが、状況証拠により被告人が大麻を共同所持したことが認められるとされた事例

第28章 大麻の栽培及び所持について、その使用の有害性を実証する医学的根拠、大麻を懲役刑によって規制する合理的根拠がないから憲法違反であるなどとした被告人の主張を排斥し、有罪を認定した事例

第29章 大麻を詰め込んだ潜水ボンベを別送品としてタイ王国から本邦に輸出するとともに輸入しようとした大麻取締法違反事案

第30章 状況証拠から,被告人らが運搬していたスーツケース内に,大麻等を含む身体に有害で違法な薬物類が隠匿されていたことの少なくとも未必的認識・認容があったことが優に推認されるとして,大麻輸入罪についての概括的故意を認定することができるとされた事例

第31章 郵送による大麻の譲受け罪において,譲渡人が投函する前の時点で実行の着手を認めた事例

第32章 車両内から発見された大麻等の証拠能力がその発見に至るまでの一連の手続に重大な違法があるとして否定された事例

第33章 甲が乙に代金を前払いして大麻1袋の購入を注文し,乙が他の者からの注文分等と併せて密売人から大麻15袋を購入して所持していたところを現行犯逮捕された事案

第34章 1 外国人に係る大麻密輸入事件につき,1審で無罪判決があった後,控訴審で勾留の職権が発動されなかったため,退去強制により被告人が南アフリカへ出国したが,審理には特段の支障を生じなかった事例

2 大麻を手荷物に隠匿して輸入した事案につき,被告人に大麻密輸入の故意を認めるには合理的な疑いが残るとして無罪を言い渡した原判決が維持された事例

第35章 営利目的の覚せい剤の譲渡(公訴事実第1)、覚せい剤・大麻及び麻薬の営利目的の各所持(同第2の1)並びに業として指定薬物販売目的貯蔵所持(同第2の2)の各事実により懲役8年、罰金200万円等に処された被告人が、訴訟手続の法令違反、事実誤認及び量刑不当を理由に控訴した事案

第36章 大麻取締法違反(栽培)において,自らの行うことが栽培行為(実行行為)であることを認識して行った以上,間接正犯論におけるいわゆる「故意ある道具」に該当する等の特段の事情がない限り,そこには正犯意思が認められるとした事例

 

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